相手が十分遅れただけなのに、置いていかれたような気持ちが胸に広がる。今の出来事より、昔のつらさのほうが先に体をつかんでしまうことがあります。
今日覚えておきたいこと今日あったことと、それが呼び起こした古い怖さを分けて、両方を見ます。
反応が大きいのには理由があります
無視された経験や、突然傷つけられた記憶があると、似た場面で体が先に危険を感じます。
それは大げさというより、過去の記憶が今の出来事に重なっている状態です。
今日の出来事を、過去のせいだけにしません
相手が不注意だったり、説明が足りなかったりしたなら、それもきちんと見る必要があります。
逆に、古い傷があるからといって、今日の出来事を全部同じ意味に決めつけないようにします。
相手に求めるのは、救済ではなく理解です
「今夜のことだけでなく、昔の傷も刺激された」と伝えることはできます。ただ、相手に過去を全部癒してもらう必要はありません。
支えは大事ですが、相手を治療役にしないほうが、関係は持ちこたえやすいです。
昔の物語と、今日の物語を並べます
紙に「今日起きたこと」と「それで思い出した怖さ」を別々に書くと、ひとつの出来事を人生全体の結論にしにくくなります。
同時に、自分の痛みを「昔のことだから」と片づけなくて済みます。
同じ引き金が続くなら、支えを増やします
同じ反応が何度も起きるなら、ひとりで抱えないほうがいいです。信頼できる友人や相談先、仕組みのある話し合いが役に立ちます。
ここでの目的は診断ではなく、毎回過去が会話を飲み込むのを止めることです。
今日の出来事と、昔からの意味を分けて書きます
小さな予定変更で、見捨てられたような気持ちまで出てきたら、三つに分けて書けます。一つ目には今日実際に起きたことだけ、二つ目にはその出来事に結びついた昔からの意味を書きます。最後には、過去とは別に、今日のことについて相手が責任を持つ行動を書きます。
昔の傷が反応を大きくしたからといって、今日の失礼な態度や約束違反が消えるわけではありません。一方で、今の相手に過去の傷をすべて治す責任を負わせることもできません。今日謝ることや変えることと、自分で別に向き合う必要のある記憶を分ければ、責任を曖昧にせず、けんかの大きさを抑えられます。
言葉に迷うとき
- これは今日のことだけど、昔の傷も一緒に刺激されている気がする。
- 今の出来事と、昔からの怖さを分けて話したい。
状況を難しくする反応
- 全部を過去のせいにすること
- 今の相手を昔の誰かと同一視すること
紙を二つに分け、「今日起きたこと」と「思い出した怖さ」を別々に書きます。
決める前に
- 今日の事実と古い怖さを分けたか?
- 一つの出来事を人生全体の結論にしていないか?